ゲイとして生きている平凡な男

ゲイの方、ゲイに興味のある男性に読んで欲しいと思ってブログをはじめました。

覚悟

こんばんは。エゾマルです。

 

ちょうど今時期は運動会シーズン。

職場で私と同じくらいの40代はパパさんが多く、週の始まりはそんな話題も多くなる。

 

私はよく「子どもがいそう」と言われる。

良いパパのイメージを持たれるみたいだけど、実際は独身。

周りには内緒だけどゲイ。

当然、子どもはいない。

 

20代の頃は結婚願望が強く、そして子どもが欲しいと思っていた。

なんの疑いもなく、結婚して子どもがいて幸せな家庭を営んでいる。そんな人生を思い描いてた。

当時は女性と付き合っていたし、自分が望めば、思い描いてた人生を手に入れることもできた。

 

結婚すること。

妻になる人の人生を、自分の人生と重ねて一緒に生きてくということ。

 

子どもを持つこと。

生まれてくる1人の人間の人生を、責任を持って育んでいくこと。

 

付き合いっていた女性のことは確かに好きだったけど、女性特有の匂いやフェロモンがすごく苦手だった。

毎回デートの最後には試験を受けているような気持ちになった。

「今日こそ、わたしを抱いてくれるんでしょ?」

言葉にはしないが、目が、仕草が、匂いが、ねっとりと迫ってくるような恐怖を覚えた。

 

こんなんで結婚できるのか?

子どもを持てるのか?

頑張ってこの試験を乗り越えたら、もしかしたら手に入れることができたかもしれない。なんて悩んだ時期もあった。

 

一方で、男性に魅力を感じる自分に気づいていた。

具体的に好きな男がいたわけではないが、男に抱く感情の方が、何故か漠然とだけどしっくり来る気がしていた。

だから結婚して子どもを持つことは自分の幸せではないと感じたし、そんな自分と結婚する女性にとっても幸せではないと感じた。

 

何より、他の人の人生を背負う覚悟が持てなかった。

だから今、40代独身のゲイとして生きているわけです(笑)

 

世の中のパパさん、ママさん、そして既婚ゲイの皆さんも凄いなと思う。

自分が持てなかった覚悟を決めて家庭を守っているんだから。

離婚されている方もいるかもしれませんが、慰謝料や養育費など、きっと責任を果たしていることと思います。

また、シングルで頑張って子育てされている方も簡単なことじゃないですよね。

改めて、凄いことだなと思います。

 

あと、やっぱり自分の両親にも感謝。

育ててくれたこと、学校に通わせてくれたこと、自立した大人にしてくれたこと。

子どもを育てるために、自分のことを顧みずに時間を費やしてくれたこと。

自分にはできなかったことだから。

今月は父の日もあるし、何か孝行してあげよう^^

 

さて、同性婚ができるようになったら、はたして子どもが欲しいでしょうか?

現実的に考えると、これから子どもを育てるとなると、けっこう体力的にも経済的にも厳しいですよね^^;

実際は子ども云々よりも、きっと結婚相手との生活が最優先になるでしょう。

相手の人生を背負う覚悟というより、今は共に歩んで行くって気持ちです。

それが安定してからとなると、ますます子育てには厳しい年齢に…。

 

まぁ、今はまだ相手がいないので、まずはそこからw

もしかしたら、いずれ「やっぱり子どもが欲しい」ってなるかもしれないですが(笑)

この年になっても未経験のことがたくさんあるので、どんどん新しいことに挑戦して豊かな人生にしていきたいと思います^^

 

それでは、また!