ゲイとして生きている平凡な男

ゲイの方、ゲイに興味のある男性に読んで欲しいと思ってブログをはじめました。

多感な時期に鈍感な私

こんばんは。エゾマルです。

 

「弟の夫」に続き、一般誌でゲイを扱った田亀源五郎先生の新作漫画「僕らの色彩」の1巻を読みました。

主人公は高校生で、自分がゲイである自覚と自認をしていて、好きな同級生がいて、それが悩みになっていて…。

いやー、そんな悩みもすべてキラキラです(笑)

 

私は中学生や高校生の頃、そこまでハッキリ自分がゲイとは思っていませんでした。

あまり自分の恋愛に興味がなかったからかもしれません。

 

男子の同級生で、カッコいい!とか可愛い!とか思う人はいたけど、付き合いたいとは思わなかったですね。

憧れの人もいたし、親しみを感じた人もいたし、みんな好きではあったけど、恋愛感情ではなかったのかな、と思います。

 

漫画や映画でラブコメや恋愛ものは好きだったけど、「お話し」として楽しんでいただけで、自分と重ねることはなかったです。

でも、キャラ萌えはしてたかなw

いわゆる美少女キャラも好きでした。

造形的に可愛いとか、キャラクターとしての魅力とか、声優が好きだったりとか、オタク的な楽しみ方。

 

男キャラも同様でした。

美少年よりも、昔からガタイのいいキャラが好きでした。無自覚でw

 

テレビドラマも好きだったので、アイドルや女優も好きでした。

子どものころはピンクレディーはミイ派。明菜よりキョンキョン。夕焼けにゃんにゃんは毎日観ていたし、トレンディードラマは裏番組まで録画して観ていたくらいミーハー(笑)

当時のアイドルや女優にはすごく詳しかったです。

でも、男性アイドルには興味なく、ハリウッドスターでは断トツでシュワちゃんが好きでしたw

 

ストーリーの面白さ、アクションの爽快さ、造形的な魅力で好きな人はたくさんいたし、好きな作品もたくさんあったけど、いずれも恋愛感情や恋愛への憧れはなかったなぁ、なんて思い返すと不思議な感じです。

 

逆に友達に彼女ができると、なんか遠くて行ってしまったような、取り残されたような寂しい気持ちになりました。

だからって、自分も彼女が欲しいとは思わなかった。

もちろん、彼氏が欲しいなんて思いつきもしない(笑)

 

恋愛なんてお話しの中だけのもの、実際の自分には関りのないこと。

そんな歪みが自分の中にあったのかもしれない。

もしかしたら、自分が恋愛をするという概念そのものがなかったのかもしれない。

いや、ただ単に子どもだっただけ、なのかも^^;

 

高校生のころに「僕らの色彩」の主人公と同じような悩みを抱えていたら、もしかしたらとてつもなく辛かったかもしれないけど、その年代にしか感じることのできないピュアさに、やっぱり眩しさを感じる。

そんな読後感でした。

まだ1巻が出たばかりなので、興味があったら読んでみてください^^

 

おっさんになった今しか感じらない、そんな恋愛がしたいです(笑)

 

それでは、また!