ゲイとして生きている平凡な男

ゲイの方、ゲイに興味のある男性に読んで欲しいと思ってブログをはじめました。

親と子

こんばんは。エゾマルです。

 

「そろそろ結婚しないの?」

親にカミングアウトしていないゲイにとっては「あるある」ですよね。

 

20代のころは、女性と付き合っていたこともあり、親は結婚に期待していた様子だった。

でも、20代後半は「ゲイかもしれない」と自分の中で葛藤していた時期で、彼女がいても「結婚すべきじゃない」という思いもあり、親に紹介することはなかった。

結局自分は30歳でゲイとして生きていく決心をしたので、当時付き合っていた女性と別れた。

 

30代のころは、「彼女はいないの?」と聞かれると、彼氏がいるときは「付き合っている人いるよ」と嘘をつかずに言っていた。

「もういい歳だし、結婚も考えているんでしょ?ちゃんと紹介してよ?」なんて言われたど、「お互いにまだ結婚を考えていないのに、紹介したら結婚しなきゃならない流れになると嫌だから」と華麗にスルーしていた(笑)

 

「子どもは少しでも若いうちにつくった方がいいのよ。子育ても頑張れるし。老後も子どもがいないと心配でしょ?」と言われたことがある。

このときは口に出しては言わなかったけど、頭の中では「結婚→子ども→老後の面倒をみてもらう」という一般論に疑問でいっぱいだった。

 

結婚したって、離婚する人がいる

結婚したって、子どもができない人もいる

結婚したって、子どもをつくらない人もいる

子どもがいたって、老後の面倒をみてもらえる保証はない

大体、子どもをつくるために結婚するっていうのがおかしい

相手を好きだから結婚し、その結果として子どもができるのに…

 

本当は「男同士じゃ結婚も子どもできないから」と言いたいところだったが、「宿題と一緒で、しろしろ言われたらしたくなくなるよ」と昔からの天邪鬼な性格のおかげでちょっと理解してもらえた(笑)

 

別れたときに一応報告したら「縁があれば、いくつになっても結婚できるから」 とフォローされた(^-^;

その後「結婚、向いてないかも」と言うと、「あんた、変わってるからね」と同意された(笑)

 

40代になった今、何も言われなくなった(笑)

むしろ、兄弟が結婚して奥さんのものになったのもあり、独身息子にはいろいろ頼みやすいというメリットを感じた様子。

親とは離れて暮らしているが、定期的に様子を見に行くようにしている。

結婚したり孫を見せてあげられない分、自分がちょっとでも親孝行ができたらと思っています。

 

それでは、また!