ゲイとして生きている平凡な男

ゲイの方、ゲイに興味のある男性に読んで欲しいと思ってブログをはじめました。

北の国から青春白書

こんばんは。エゾマルです。

 

台湾で同性婚が認められましたね^^

アジアでは初ということで、歴史的な出来事!

 

以前にも書いたかも知れませんが、私のノンケ時代である10代後半~20代の頃(笑)、結婚したい願望が強かったんです。

 

今回はそんな思い出話しです。

 

高校時代は恋愛なんてまったく縁遠いほど何もなく過ぎ去り、進学してからリア充を目指して「彼女」を作ろう!と意気込んでいた。

そして男女混合の仲良しグループに所属し、みんなで遊園地に行ったり、旅行に行ったり、仲間の1人の家にみんなで泊まったり、絵に描いたような青春時代を迎えた。

 

その中の1人、A子のことが好きだった。

グループの中でも1番仲が良かった男、親友のB太。

なんと、B太もA子のことを好きだとわかった。

 

普通なら恋のライバルになるところだが、2人の共通点としてB太との関係が更に深まった。

彼の家に泊まりに行ったときは、1つの布団で一緒に寝ても平気なほど、むしろじゃれ合ったりしてすごく親密で、楽しくて、ずっと一緒につるんでいたいと思うほど、本当に仲が良くなった。

 

この時、うっすらと気づいていた。

俺が本当に好きなのはB太のことだって。

だけど、男同士でこれ以上の関係は望めないし、何より今のこの関係を壊したくないという思いもあったかもしれない。

 

結局、俺ら2人ともA子にはフラれた(笑)

でも、正直ホッとしていた。

B太がA子のものにならなかったことに。

だからって、俺ら2人がどうこうなるわけじゃないけど。

 

半年後には、B太に彼女ができた。

俺と共通点のない彼女。

なんかB太が遠くへ行ってしまった気持ちになった。

 

更に1年後、仲良しグループの1人、C子から告白されて付き合うことにした。

A子もB太も喜んでくれた。

何か、釈然としないものを感じた。

 

C子とも仲は良かったけど、2人でいるときに違和感が常に漂っていた。

みんなでいるときには感じなかった違和感。

デートをしても、ちっとも楽しくない。

C子が楽しそうにしているので、俺も楽しそうに振舞ったけど…。

C子は恋人らしいことをしたがったけど、俺はぜんぜんその気になれなかった。

 

将来は結婚して、子どももいて、家庭を持つ。一緒に年老いていく…。

C子と?

B太とはずっと一緒にいたいと思ったのに、C子とは昼に会ったら夕方には帰りたくなった。

でもB太とは、結婚も子どもや家庭を持つこともできない。

 

社会人になり、A子ともB太ともC子とも、段々疎遠になった。

 

そもそも、なんで家庭を持ちたいんだっけ?

答えはすぐに思い当たった。

「親を安心させるため」

ある時、自分自身の望みではなく、しかも結婚相手の女性のことを蔑ろにしていることに気づき、結婚願望はまったくなくなった。

 

さて、そんなこんなでゲイとして生きている40代半ば。

台湾で同性婚が認められたニュースですよ!

今の風潮からすると、そう遠くない未来、日本でも同性婚が認められるようになると思います。

もしもそんな時代が来たら、はたして結婚願望はあるのだろうか?

 

今現在の心境としては、結婚したいです!w

どうして結婚したいのか?

それは「自分が幸せだということで、親に安心してもらうため」

20代の頃とちょっと違い、自分も相手も親もみんな安心で幸せになる。というwin-winなイメージです。

同性婚を国が認めることで、きっと世の中の「普通」や「常識」も変わるんじゃないかと、ちょっと期待しています^^

 

それでは、また!